FC2ブログ

2021-05

鳥よりも速く

七草なずな 唐土の鳥の 渡らぬさきに 叩け 叩け♪

節分間近に、今更ながら「七草粥作りの唄」だ。
1月7日の風習である七草粥を作る際、古い昔から口ずさまれてきた、まじない唄。

昨年12月から中国湖北省武漢市で広がり始めた新型コロナウィルスによる肺炎は、同市華南市場を起爆点として猛威を振るい始めた。
1月には武漢市を中心に発症者が数を増し、日本、タイ、フランスと、国外での発症例も次々に増え、世界各地に拡がっている。

大きな話題となった頃はちょうど中国の春節(旧正月)前で、連休を利用した帰省や遠距離旅行のシーズンに突入するところだった。
しかし、感染者の移動による二次・三次感染を懸念し、以前新型インフルエンザを発生させた折りに国際協力に消極的な態度を非難された事もあって、中国政府は武漢市と周辺を封鎖。
1月26日には、国民の海外団体旅行を禁止した。

日本では空港や港での検疫を強化し、中国人と最近の中国渡航歴を持つ入国者に対して水際作戦に努めている。
さらに1月28日、政府は新型ウイルスによる肺炎を感染症法上の「指定感染症」と検疫法上の「検疫感染症」に指定。
状況に応じて「強制入院」の措置がとれるように決定。
更に1月31日、過去2週間に湖北省滞在歴がある外国人と湖北省発行の旅券保持者を入国拒否する、とした。

それ以前から中国より帰国した日本人の感染や三次感染者のニュースも流れ、世間の不安は募る一方である。

コンビニからマスク消失
 コンビニでは マスクの棚がからっぽ


スーパーマーケットでは 販売制限もスーパーのマスク販売制限


そんななか、今朝のニュースではオーストラリア・メルボルン大学で新型コロナウィルスの培養に成功、ワクチン製造の端緒を掴んだという。
現時点で、全世界の感染確認者は1万4627名。
死者は305名で、そのうちひとりは初めて中国国外のフィリピンで亡くなった。
早急にワクチンが配布され、犠牲者・発症者を抑えてくれるよう、祈るばかりだ。

新型コロナウィルスに気を取られている隙に、今朝のニュースでは湖北省の南隣、湖南省でニワトリが「H5N1型」鳥インフルエンザに感染しているのが確認された、と報じられた。
こちらも、蔓延すれば大変な事態になる。

七草なずな 唐土の鳥の 渡らぬさきに……

寒い時期になると、中国大陸から渡り鳥がやってくる。
七草でビタミンを摂取し、彼らが保菌しているウィルスで病気にならないよう用心しよう、と、この唄は言っている。
大陸から飛来する鳥に手強い病気の原因があると、昔の人々は経験則で知っていたのかもしれない。

航空機により、鳥よりも遙かに速いスピードで病魔は拡がる。
便利になった反面、現代社会はこんな脆さも抱えている。


香港迷走

初めての香港訪問は、中秋節の時期だった。
街にはさまざまな飾りが溢れ、月餅店が賑わい、皆、楽しそうな表情をしていた。

今年は一昨日が中秋節だったが、TVを通して見る香港に、満月を祝う気配は微塵もない。
事態は長期化する模様だし、いったい、これからどうなるのか……

路線バスの出会い

Read More »

原因判明

最近TVで、日本郵便のゆうパック集配作業場を紹介する番組と、さまざまな国の人達が日本の宅配サービスについて語り合う番組を断続的に視聴した。

進んだシステムときめ細かいサービスで稼働している日本の貨物取り扱いに改めて舌を巻いたが、外国人パネラー達がそれぞれの国での状況を説明する段になって、タイ人の参加者がこんな発言をした。
「タイでの小包運搬は、酷いものです。 荷物を放り投げたり、蹴り飛ばしたりするのよ!」

以前、タイから送った小包の惨状を記事にしたが、そんなマネをされていたとは。
荷物の中には、ブロンズ製の小さなガネーシャ像も入っていたのに。
神様を蹴ったり放ったりしたのか。
罰当たりな話である。

香港の路面電車

去る4月6日、現地時間の午前0時頃。
香港島の北辺付近を東西に繋ぐ2階建て路面電車(トラム)がいきなり横転し、運転士を含む14名が軽傷を負って病院へ収容される事態が発生した。
現時点では、23歳の運転士が中環(セントラル)東寄りのS字カーブで運転を誤ったのではないかと推測されている。
100年の歴史を重ねた香港トラムで、このような事故が起こった例は類を見ない。

いかにも香港らしい昔ながらの町並みと、最先端の高層ビルが並ぶ中心部を交互に縫い合わせるトラムの風景は、乗車するだけで情緒が味わえる格好の路線。
これに乗るのが目的で、ステップを上がる事もしばしばだ。

そんな小旅行気分で2階席に腰掛けていたあるとき、すぐ隣に座っていたおばちゃんが私に広東語で話しかけてきた。
「細かいのが無いのよ。 両替してくれない?」
私は黙って財布を出し、1香港ドル硬貨10枚とおばちゃんの10ドルを交換した。
香港トラムでは釣り銭が出ないので、乗車運賃きっちりの少額貨幣を持っていないと過剰に支払いをしなくてはならなくなるのだ。
「唔該(どうもね)」
というおばちゃんに
「 唔使客気(どういたしまして)」
と応じた私に、反対側の隣に座っていた同行者が
「な、何ですか? 今、何があったんですか?」
と囁いた。
「ん、何でもないよ」
狐につままれたような面持ちの同行者と共に香港トラムの旅は続く。

香港名物のひとつであり、住民や旅行者の大事な足でもある香港トラム。
今回の事故が、設備の老朽化や時代への適応不足に起因するもので、トラムの存続に影響を及ぼす、という事態に繋がらない事を祈るのみだ。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

新堀 通子

Author:新堀 通子
旅の話を中心に

電子書籍やってます

旅行記などの電子書籍を販売中
宜しければ覗いてやってください

最新記事

カテゴリ

香港 (5)
シンガポール (2)
国境越え (1)
ごあいさつ (3)
著作物 (1)
タイ (7)
ネパール (4)
カンボジア (4)
台湾 (4)
サモア (1)
中国 (3)
ポンペイ島 (1)
ベトナム (2)
移動途中 (2)
フィジー (1)
ニュージーランド (1)
ハワイ (1)
インドネシア (2)
多地域 (1)
インド (1)
ブータン (1)
グァム (0)
マレーシア (1)
雑感 (3)

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる